受診の手続き Scheduling appointment

基本的に受診は予約が必要です

 

 アメリカではER(Emergency Room: 救急センター)以外は基本的に予約制です。予約の際には受診の理由を伝えます。受診の理由によって、診察時間や受診の緊急度が異なるため、受診の理由を正確に伝えることは大切です。

 

「昨日から熱が出てぐったりしている」患者さんと「今困っている症状や病気は無いけれども、患者ととして登録したい」 患者さん、では予約の緊急度が異なります。また同じような受診理由(例えば「薬やピルが欲しい」)でも、どのくらい急いでいるのかを伝えることで早く診てもらうことができます。

 

受診の理由は大きくわけて6つあります。

 

患者登録(For registration):かかりつけ医として登録したい時。

 

急病(For sick visit):急な体調不良で受診したい時。

 

再診(For follow up visit):持病の再診、検診の異常の再診のために受診したい時。

 

健診(For check up):子どもの小児科健診はWell child check、大人の健診はAnnual physicalと言います。

 

妊婦検診(Prenatal visit):妊婦検診を受けたい時。

 

予防接種(For immunization):予防接種のためだけの受診。予防接種のみであれば、nurse visitと言って、看護師のみで対応します。

 

 

■受診の予約の英語表現は[受診予約]をご覧ください。

 

 

■英語でのコミュニケーションに不安な方は、受診の際に通訳をつけてもらえるか確認するとよいです。

 

 

病院受診で持っていくもの

 

■病院に持っていくもの

・写真付きの身分証明書(Photo ID)

・保険証(Insurance card)

・筆記用具

・飲んでいる薬

・予防接種の接種記録(Immunization record)


また、紹介状や英文の病歴書、予防接種記録、母子手帳、健康診断の記録があれば、併せて持参してください。

 

■時間に余裕を持って受診しましょう。

 受付では書類や保険の確認などで時間がかかるため(特に初めて病院を受診する時)、余裕を持って病院を訪れましょう。予約の時間に遅れると、受診できない場合もあります。

 

 

Same day appointment

 病気になった時、なるべく早く診てもらい、しかも自分のことをよく知っている慣れている医師に診てもらいたいというのが患者さんの心情です。

 予約制は待ち時間が少なく、十分な診療時間を確保できるという利点がありますが、急病な患者さんに数日~数週間待ってもらうのは問題です。

 最近はより多くのかかりつけ医のクリニックがSame day appointmentを導入しています。Same day appointmentとは診てもらいたい当日にクリニックに電話をして、その日の診察予約を取ることができるシステムです。

 Hope Family Health CenterでもSame day appoinmentがありますので、急病の時は当日の朝にお電話ください。

 

 

受診時の通訳 Medical interpreters

 

 通常大きな病院やER(Emergency Room: 救急センター)電話通訳サービス」を備えています。電話通訳サービス」とは、医者と患者双方が電話で(病院外にいる)通訳につながれ、その通訳を介して三者間でコミュニケーションを取るサービスです。

 また、予約時に日本語の通訳(Japanese interpreter)を依頼すれば、受診に帯同してくれることもあります。言葉が不安な方は予め確認しておくとよいでしょう。