小児科健診は日本と同様に行ないますが、学校で行なう集団健診ではなく、かかりつけ医のもとで行なう個別健診になります。
小児科健診はアメリカでは"Well child visit", "Well child check", "Well child exam"などと呼ばれます。
小児科健診は生後数日から18歳になるまで行なわれます。具体的な健診スケジュールは下の表を参考にしてください。
健診では子どもの成長や発達、生活環境について質問を聞かれた後、診察と予防接種、必要な検査を受けます。予約は数週間先まで埋まっていることが多いので、早めに予約を入れましょう。
小児科健診のスケジュールは、アメリカのどの地域でも同じです。生後数日から始まり、乳児期は健診の間隔は短く、3歳以降は毎年になります。
この表の下に予防接種の略語の説明を載せています。
小児科健診の年齢 | 主な健診の項目 | 予防接種 |
生後数日 | Hep B | |
1‐2週間 | ||
2ヶ月 | Hep B, Dtap, PCV, Hib, Polio, RV | |
4ヶ月 | Dtap, PCV, Hib, Polio, RV | |
6カ月 | Hep B, Dtap, PCV, Hib, Polio, RV | |
9ヶ月 | 発達検査 | |
12ヶ月 | 鉛、貧血 | MMR, Varicella, PCV, Hib, Hep A |
15ヶ月 | Dtap | |
18ヶ月 | 自閉症の検査、発達検査 | Hep A |
2歳 | 鉛、貧血、自閉症の検査 | |
2歳半 | 発達検査 | |
3歳 | 視力検査 | |
4歳 | 視力検査、聴力検査 | MMR, Varicella, Polio, Dtap |
5歳 | 視力検査、聴力検査 | |
6歳 | 視力検査、聴力検査 | |
7歳 | ||
8歳 | 視力検査、聴力検査 | |
9歳 | ||
10歳 | 視力検査、聴力検査 | |
11歳 | Tdap, MCV, HPVx3 | |
12歳 | 視力検査 | |
13歳 | ||
14歳 | ||
15歳 |
視力検査 |
|
16歳 | MCV | |
17歳 | ||
18歳 | 視力検査 |
【予防接種 略語の説明】
Hep B[Hepatitis B](B型肝炎)
RV[Rota virus](ロタウィルス)
Dtap/Tdap[Diphtheria, Tetanus, Pertusis](ジフテリア、破傷風、百日咳)
Hib[Haemophilus influenza type b](インフルエンザ桿菌)
Polio(ポリオ)
MMR[Measles, Mumps, Rubella](麻疹、おたふく、風疹)
Varicella[Chicken pox](水痘、水ぼうそう)
Hep A[Hepatitis A](A型肝炎)
MCV[Meningococcal](髄膜炎菌)
HPV[Human papillomavirus](ヒトパピローマウィルス)
中高校生がスポーツクラブ活動・競技スポーツに参加する前に、Sports physical(スポーツ フィジカル)という医師の診察が義務付けられています。
Sports physicalはPreparticipation physical examination (PPE)とも呼ばれ、中高生がそのスポーツに参加できるかどうか、安全に参加するためにはどうしたらよいか医学的な立場から評価を受ける診察です。
インディアナ州のSports physicalのフォームはこちらからダウンロードできます。