アメリカに来て、予防接種(ワクチン)の数に驚かれたかたもいらっしゃるかもしれません。
ワクチンで予防できる病気は沢山あり、インディアナ州(そしてアメリカのほとんどの州)では、学校に通学するにあたり、ワクチンの接種が義務付けられています。
↓こちらのサイトのIndina School Immunization Requirements、または下の添付ファイルをご参照ください。
複数の種類のワクチンを同じ日にまとめて打つ”ワクチンの同時接種”は、日本ではまだ一般的ではなないため、日本人の患者さんからしばしば質問を受けます。
結論から言いますと、同時接種は日本以外の世界中の国々で行なわれている安全な方法です。同時接種によってワクチンの効果が減ったり、副作用が増えたりすることはないと言われています。
同時接種にはいくつかのメリットがありますが、一番は、より早期に病気に対する免疫をつけ、子どもを守ることができると言う点です。また保護者が病院へ連れて行く回数が減ること(時間的・経済的負担の減少)や、ワクチンの接種率があがり、感染症が減るなどの利点もあります。
日本小児科学会からもワクチンの同時接種を支持する考えが述べられています。