病院のかかり方 Seeking medical care

 

ここではアメリカで一般的な病院のかかり方の概要を説明します。

 

 

日本では、自身の症状によって受診したい科や病院を選んで病院にかかりますが、アメリカでは何か健康に問題が生じた場合は、まずかかりつけ医・ホームドクター(PCP: Primary Care Physician)を受診します。ほとんどの場合、このPCP段階で適切に診断・治療されますが、必要に応じて他の専門医へ紹介されます。

⇒詳しくは「かかりつけ医(Primary Care Physician)」をご覧ください。

 

 

医師の診察には、基本的には予約(Appointment)が必要です。予約は電話で行なうことが一般的です。予約は通常1-2週間先まで埋まっていることが多いです。

⇒詳しくは 「受診の手続き Scheduling appointment」 をご覧ください。

 

 

-------------------------------病院では---------------------------------

 

受付(Front desk/Receptionist)にて チェックイン(Check in)

 

メディカルアシスタント(Medical Assistant)[診療の補助をする職種]や看護師(Nurse)が受診の理由を尋ね、身体測定や血圧測定を行なう。

 

医師など(Provider)が診察室へ来て、問診や診察を行なう

 

必要に応じて、メディカルアシスタント(Medical Assistant)や看護師(Nurse)が検査や処置を行う。

 

受付(Front desk/Receptionist)にて チェックアウト(Check out) 

       次回の予約、その他の手続きを行なう

         支払いは窓口負担金(Copay)を窓口で払い、

         その他に支払いが必要な場合は、後日が請求書(Bill)が自宅に届く

 

必要に応じて、血液検査(Lab: Laboratory)や薬局(Pharmacy)

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薬は院外処方です。診察後に薬が処方された場合は、その処方せんを持って、最寄りの薬局に行き、薬局(Pharmacy)で薬を購入します。

⇒詳しくは 「薬のもらい方 Filling prescription」 をご覧ください。

 

 

アメリカの医療は細分化されていて、検査や薬はクリニックとは別の施設で行なわれることが多いです。例えば、血液検査や尿検査は検査センター(Lab: Laboratory)で、レントゲンや超音波、CT/MRIは画像センター(Imaging center)や放射線科(Radiology)などで、薬は薬局(Pharmacy)でというようになっています。なお血液検査や尿検査はクリニックで行なわれることもあります。

 

 

急病の場合は、かかりつけ医、Urgent care(急病診療所), Emergency room(救急救命センター)のどれかで診察を受けることになります。できれば患者さんのことを常日頃から知っているかかりつけ医に診てもらうのが理想ですが、かかりつけ医を持っているかどうか、症状がどれくらい重症か、時間や曜日(夜間や休日)などによって診てもらう場所が異なります。

⇒詳しくは  緊急時・急病時の対応 Medical emergency」 をご覧ください。