健康を保つためには歯の定期的なクリーニング、歯の定期健診、虫歯の予防・治療も欠かせません。
保険によっては、年に1度の歯の定期健診(Dental check up)と年に2度の歯のクリーニング(Dental cleaning)を無料で提供しています。
歯科も原則予約制です。Dental check upは数週間、Dental cleaningは数カ月先まで予約が埋まっていることがしばしばありますので、早めに予約をしましょう。
子どもにとって、虫歯は風邪の次に多い病気です。虫歯の予防には、日々の歯磨きと定期的な歯科検診が欠かせません。
■いつから歯医者さんにいったらいいですか?
歯が生えたら6カ月以内にお子さんを歯医者さんに連れて行きましょう。1歳の誕生日の前には是非一度受診してください。
■いつから歯ブラシを使うのですか?
最初の歯が生えたら、歯ブラシを使って1日2回歯磨きをしましょう。歯が生えるまでは、ガーゼなどで汚れをぬぐいましょう。
■水道水を飲みましょう。
アメリカの水道水には虫歯を予防するためにフッ素が含まれています。水道水のフッ素の濃度は、飲料水からのフッ素が過剰に摂取されないように、かつ、むし歯予防に十分効果のある丈夫な歯になるように、調整されています。水道水に含まれているフッ素の安全性と効果については世界中の専門機関が保証しています。CDC(Centers for Disease Control and Prevention: 米国疾病管理予防センター)のこちらのサイトでは、住んでいる地域の水道水にフッ素が含まれているかを調べることができます。
■子どものお口の健康情報サイト
Mouth Healthy
ADA(American Dental Association アメリカ歯科協会)による患者さん用の情報サイト。歯みがきペースの使い方、歯磨きの仕方、フッ素、歯科受診についての情報が載っています。
http://www.mouthhealthy.org/en/babies-and-kids/healthy-habits
日本小児歯科学会 子どもたちの口と歯の質問箱
子どもの口と歯の健康に関するよくある質問とその解説が載っています。
http://www.jspd.or.jp/contents/main/faq/faq02.html#faq0214
歯の病気は子どもだけの問題ではありません。虫歯や歯周病は大人でもよくある病気です。虫歯になると、食べ物がしみたり、歯が痛くなったりという症状が出ます。また歯周病は歯茎が腫れる、歯ぐきから出血する、歯がぐらつく、噛むと痛みがあるなど症状が出ます。
統計的によると、65歳で4人に1人が全く歯が無い状態で、80歳になるとその値は半分になります。それには虫歯だけでなく、歯周病が大きく関わっています。歯の健康というと、真っ先に歯ブラシが思い浮かぶかもしれませんが、フロスは特に歯周病を予防する上で大切です。
お口と歯の健康のために、毎食後の歯ブラシと1日1回のフロスを行ないましょう。
歯ブラシ、歯みがきペースト、フロスなどの歯みがきグッズを買う時は、ADA(American Dental Association アメリカ歯科医師会)のマークが付いている製品を選ぶとよいでしょう。このマークは、ADAによって安全性と有効性が確認された製品につけられています。
ADAが認証している歯みがき製品はADAのこちらのサイトから調べることができます。
歯科検診: Dental check up
上の歯: Upper teeth
下の歯: Lower teeth
歯ぐき: Gums
歯肉炎: Gingivitis
唾液: Saliva
歯根: Root
歯垢: Plaque
歯石: dental calculus, dental stone
あご: Jaw
虫歯: dental tartar
乳歯: Baby teeth
永久歯: Permanent teeth
親知らず: Wisdom tooth
歯周病: Periodontal disease, gum disease
抜歯: Tooth extraction, Tooth removal, dental extraction
入れ歯、義歯: Denture
歯のかぶせ物(クラウン): Crown
歯の詰め物: Filling
麻酔: Anesthesia, numbing medicine
噛み合わせ: bite alignment
歯の痛み: Tooth ache
歯茎が腫れた: Swollen gums
~から出血: Bleeding from~