カルチャーショックは誰もが経験する自然な反応で、以下の４つの段階があります。

ステージ１：ハネムーン期

新しい環境にわくわく、うきうきして、何にでも興味をそそられる時期。１週間から１～２カ月くらい続く。

ステージ２：危機期

いわゆる「カルチャーショック」の時期。最初の興奮も冷め、習慣や文化の違いにネガティブな感情を抱き始める。抑うつ気分、不安、孤独、怒り、敵意などの感情が伴う場合も。

ステージ３：適応期

徐々に文化・習慣にも慣れ、その違いを自分の中で消化していく時期。今までネガティブに感じていた出来事や事実に対しても「アメリカだから仕方がない。」と開き直ることも。

ステージ４：順応期

異なる文化や習慣にも適応する時期。ここまで来ると、むしろ日本へ帰国した時に逆カルチャーショックを経験することも。先の３つのステージを経て、１～２年でこの時期が訪れる。

カルチャーショック対処法

・カルチャーショックを上手く乗り切るには、焦らないことが肝心です。克服には時間がかかりますが、時間が多くを解決してくれます。

・英語や文化を積極的に習い、違いを理解することもカルチャーショックを軽減してくれます。

・同じ境遇の人と悩みを共有してみましょう。

・また、スーパーで買い物できた、病院の予約ができたなど、小さな「できた」を大切にし、生活を楽しんでみましょう。

・カルチャーショックに上手く対応できずに、気分が落ち込んだり、うつ状態になったりする方もいます。そのような場合は、早めに助けを求めてください。